塾を選ぶ

(その1)近所の評判を探る

実際に塾に通わせて、子どもを受験させ成功した人の話を聞きましょう。

ただし、塾についての噂はある程度は信用しても、全面的に信用しないように。できれば複数の人から話を聞きましょう。

最近では、インターネットの掲示板で学校情報や塾に関する情報も簡単に手に入るようになってきましたが、そういった情報も丸呑みにしてはいけません。


(その2)説明会に行く

話を聞いて興味を持った塾があれば、今度は実際に塾に足を運んで中身を調べる必要があります。

各塾とも「入塾説明会」を実施しています。まずは話を聞いてみましょう。

ただ、説明会ではどの塾も「きれいごと」しかいいません。

本当のところはどうなのか、高いお金を払って大切な子どもを預かってもらうのですから、根ほり葉ほり詳しく細かい点まで聞き出しましょう。

宿題のチェックは?

やむを得ず授業を欠席した場合のフォローは?

入試に向けての対策は?

教育相談の頻度は?

学習していて分からないところが出てきたら

などなど、あらかじめ考えられるだけのことは尋ねておきましょう。

また、説明を担当した人や、塾全体の雰囲気もチェックポイントです。

さらに、塾によっては担当者がしばしば替わることもあるようです。

担当者は替わりませんが、教科の専門外の先生が指導を受け持つというような場合もあり、

また、成績の上位クラスは、ベテランの指導力のある教師があたり、下位クラスの担当割り当てがいい加減になっているような塾もあります。

いずれも、塾に入ってしまってからではなかなか文句も言えません。

説明会ではなかなかそのあたりのことは話してもらえないと思います。

また、いったん塾に入ってしまうと、かえって聞きづらいものですよ。


(その3)実績を調べる

それぞれの塾が公表している「合格実績」を調べましょう。

その際に重要なことは、「全体の実績」ではなく、

実際に子どもを通わせるかもしれない校(教室)」の実績です。

かなり少なくなりましたが、合格者数を水増ししているところもありますから、注意して下さい。

また、受験の情報を早く正確につかめるのかどうかもできるだけ聞き出しましょう。

入試は情報戦の一面があるのです。


(その4)カリキュラム、教材、授業内容を調べる

その1〜その3がクリヤーできたら、塾のカリキュラム、授業の進め方、使用する教材のチェックです。

特に、4年の途中や5年の途中から塾に入る場合は、どのあたりまで進んでいるか、遅れている分のフォローは、などといったことはチェックしておかないといけません。(フォローできないので、途中からは入れないところもあるようです。)

また、授業見学や体験授業なども申し込んでみましょう。担当教師や塾、生徒の雰囲気もある程度分かります。


(その5)授業料を比較する

そして、最後は授業料など金銭面でのチェック。

年間でどれだけの費用がかかるかはぜひ確認しておいて下さい。

1ヶ月の授業料は安くても、教材費がべらぼうに高かったり、また、普通の授業だけではなく、特訓授業と称する授業を受けていかないと目指す中学には合格しないという場合や、施設費と称する内容のよく分からないものがあったり、また、夏休みや冬休みなどに講習費で何ヶ月分も支払わないといけないような場合もあります。

近所の評判ではなかなか授業料の面は出てきません。最低限、これらは塾に入れる前にチェックしておきましょう。

また、最初に何ヶ月分もの授業料を要求されるケースもあります。

場合によっては1年分の授業料を先取りされるケースも。

こういう危険な塾は、最初から避けたほうが無難かもしれませんね。)

実際に通わせてみないと、その塾が子どもにあっているかどうか、内容がうたい文句通りかどうかということまでは見えてこないのに、これではやめるにやめられず、仕方なく授業料が切れるまでは通わせるということも多々あるようです。

おまけ
小さな塾で、合格実績があまり上がっていないからといって、行かせてみたら非常にいい結果が出てとても良かった、というケースもあれば、大手だから安心と思って失敗するケースもあります。

大切なのは子ども自身がそこでがんばれるかどうか、信頼できる先生が教えてくれるかどうかということ。また、保護者や生徒が塾を育てていくということもあります。

家族みんなで子どもをバックアップする体制は整えましょう。


最近では子どもの数が減少や景気の状態で、中学受験や高校受験をする絶対数が減っています。

逆に、大阪などでは、中学から募集を始める私立の学校が増えています。ということは、当然それが入試の結果にもあらわれています。

中堅以下の学校になると場合によっては競争率が1倍以下(つまり、受験者数が募集定員を下回る)になる学校もあります。

もちろん、難関中学といわれる所は難易度がなかなか下がりません。しかし、無茶を言わなければそこそこの学校には入りやすくなっています。


最近は、各塾とも個別指導に力を入れてきています。

しかし、中学入試を個別指導だけで乗り切ることは難しいでしょう。

中学入試の指導を何年も手がけてきた人が担当してくれるならともかく、
ほとんどの場合は現役の大学生が担当の中心です。

効率のよい指導は望めません。

(ひどい場合だと、先生自身が質問された問題を解くのに手間取り、20分も30分も子どもを待たせる結果になることも。)

きちんとした指導が望める塾を選び、その中でがんばれる体制をつくってあげたほうがよほど効率よく受験に臨めます。

(2004年11月11日更新)



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